時代の流れにどうのるか スコールプロモーションの歴史

羽ばたけ、スコール!

都城発のスコールが全国へ。どのように羽ばたいていったのでしょう。九州で発売されたスコールは、すぐに関西地区でも販売を開始。この時、地場の乳業メーカーの協力によって、銭湯での販売が展開されました。「風呂上がりにスコール」。納得の組み合わせですね。関西ではこのイメージが一気に浸透しました。 広告にも力を入れました。関西進出の宣伝費は1億2千万円だったとか。当時の売り上げは約30億円でしたので、かなりの金額です。鹿児島の与論島で撮影され、水着の外国人女性を起用したポスターは、どこに貼ってもすぐにはがされてしまう程、話題になりました。 CMソングの曲や歌声にも注目。松崎しげるさんの歌や、タケカワユキヒデさんの曲、堀内孝雄さんの曲・歌が披露されました。

キャンペーンも時代を映しています。絶大な人気を誇ったG-SHOCKやライムグリーンカラーのiMacがプレゼントの商品になったことも。当たった方がうらやましい。 2006(平成18)年の35周年キャンペーンでは、西鉄福岡(天神)駅のステーションジャックを敢行しました。柱巻きラッピング広告やBOポスターで埋め尽くされました。この時に制作されたブランドブックには、まだあどけなさが残る女優の山本美月さんが登場しています。 新しいところでは、2014年(平成26)年に映画「トランスフォーマー4/ロストエイジ」とタイアップしてオリジナルパッケージを発売。2015(平成27)年には「ももいろクローバーZ」の夏フェス限定オリジナルスコール「スコール白桃」を発売と、タイアップも続々と登場しました。

そして今、コンビニエンスストアやスーパーの店頭には、スコールのコラボ商品が続々と並んでいます。アイスシャーベットやゼリー、キャンディーなど、全制覇している方も多いのでは? そんな中、満を持して登場したのが、サッポロビール株式会社とコラボ―レーションした「愛のスコールホワイトサワー」。アルコール初の商品です。2017年3月に西日本エリアで限定販売され、9月に全国へと販売エリアを拡大しました。その後、「マンゴーサワー」「レモンサワー」「ブルーソーダサワー」と期間限定の新商品も生まれています。 これから、どんな新商品ができるのか、タイアップが生まれるのか。スコールは未来永劫に輝きます☆